生まれた時には家にはラジオしかなくまだテレビはありませんでした。夕方になると近所のテレビのある家に兄たちと一緒に行って、「月光仮面」、「七色仮面」、「少年ジェット」、「怪傑ハリマオ」などの子供向けのヒーロードラマを見ながら一生懸命、主題歌を覚えました。そして、風呂敷をマスクやマント代わりに使い、ヒーローになったつもりで遊んでいました。
小学生の頃、ある日父親が卓上プレーヤーと軍歌のソノシートを買ってきました。音はあまりよくなかったけど「戦友」、「同期の桜」、「麦と兵隊」といった軍歌で、このときレコードを初めて聴きましたが、学校の音楽室で聴いたステレオの音響には衝撃を受けました。家でステレオが聴ければいいなあと思いつつ、音楽とは全く縁のない家庭なので永遠に無理だろうとあきらめていました。
中学2年生の時、父親がFM放送が聞くことができるSONYのラジオを買ってきました。このラジオが私にとってその後の生活スタイルを変える「マシン」となりました。
コメントをお書きください